カカオ農園への道のり

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Dream of Ecuador

〜エクアドルの夢〜

開設編

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ECUADOR CACAO FARM

カカオ農園への道のり
地元の方々が用意して下さった歓迎の為の音楽が鳴り響く中、目の前に広がる3ヘクタール(約9,000坪)の出来たばかりのカカオ農園に立った時、感慨無量で熱いものが心の底から湧きあがって来るのを感じました。

以前からToshiYoroizukaの食材は全て自分で作りたいという考えのもと「Toshi Yoroizuka Cacao 農園」の夢は持っていました。最初は単なる夢物語だったのがKAOKA社長Mr.Deberdtとの出会いによって現実味を帯びてきました・・・・・。

オーガニックショコラKAOKAとの出会いはまだToshiYoroizukaが恵比寿にオープンして一年も経たない頃に「面白いショコラがあるんですが食べてみませんか?」と一人の男性がショコラを持って店を訪ねて来られたのが最初でした。輸入会社トレコ社長の玉井様でした。完全オーガニックのショコラなんて食べた事の無い私は一口食べて「これが本来のピュアなカカオの味なのでは!」と感激し、直ぐに使う事にしました。

ところがまだ日本に輸入されておらず、船便のコンテナでの輸送ロットなど、当時の私ではまだまだ確保出来ません。仕方無く細々と少量ずつ航空便で取り寄せて使うような状態でした。

このような状況を好転させてくれた出来事が、テレビ番組「どっちの料理ショー」でした。ショコラ対決で当時日本で私しか使っていなかったKAOKAオーガニックショコラと愛媛の柑橘をマリアージュさせて勝利した事から、KAOKAオーガニックショコラは晴れて世に知られる事となり、船便でも輸入出来る様になりました。

それ以来、Toshiでは店で使うショコラの約90%はこの世界でも希少なオーガニックショコラを使うようになり社長のMr.Deberdtとはずっと親交を深めて参りました。

ドゥベール氏と共にカカオ集積所にて

この段階でもCacao農園開設は、まだまだ夢の夢でした。昨年の秋、サンエイト貿易伊部社長から「2008年に1ヘクタール1,500本のカカオの木を植樹した」と、聞いた事がそもそもの始まりました。
それならば「自分にも出来るのでは?」と一筋の光明が差しました。

早速、サンエイト貿易の方々に中に入って頂きKAOKA社、そして地元エクアドルのカカオ組合のUNOCASEとの交渉が始まりました。そして今年3月Mr.Deberdtが来日され、商談が全て成立していよいよ、エクアドルTOSHIカカオ農園開設に向けて大きく動きだしました。

商談成立!
サンエイト貿易伊部社長
MrDeberdtと共に

この時点でもこれほど大掛かりで立派な農園とプロジェクトになるとは誰も想像していませんでした。
この時点と言うよりも2010年9月22日その日を迎えるまで誰も・・・。

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