藤森二郎社長 ありがとうございます!
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藤森二郎社長
ありがとうございます!
日本にフランスパンを伝えたフィリップ・ビゴ氏の一番弟子であり現在は東京ビゴの社長です。昔からの知り合いと言う訳では無いのですが私がヨーロッパへ行く時に奔走して下さり、帰国後も一番面倒を見て下さったのが藤森社長でした。

藤森社長と共に

ベルギー時代、そろそろ私が帰国を意識し始めた頃、藤森社長は「10年に一人の逸材が帰ってくる!(すみません。恐縮ですが藤森社長談です。)」と各方面で宣伝して下さっていたお陰で帰国して直ぐに多くの仕事にありつけたのでした。
2002年に八年の武者修行から帰国した私は暫く親不孝をした罪滅ぼしに京都の親元でゆっくりしようと思っていたのですが取り敢えずお世話になった方々に帰国の挨拶回りの為に上京しました。その途端、シェフの依頼、講習会、アドバイザー、百貨店への出店依頼など次々と仕事の依頼が舞い込んで着て着の身着のまま東京に居着く事になりました。仕事が終われば近くのカプセルホテルで宿泊して、また次の仕事へ向かう毎日でした。住所も不定のままで戸籍上の現住所はヨーロッパですので携帯電話も持つことが出来ません。それに見かねて部屋を用意して下さったのも藤森社長でした。そんな大恩人の藤森社長ですから初めての出会いも運命的なものかと思いきや・・

藤森様御夫妻

1995年春。渡欧のお力添えのお願いに人伝手に藤森社長を紹介して頂き会うお約束を致しました。場所は朝10時に藤森社長がシェフを務める銀座プランタンのドゥース・フランスです。ところが前日友人と飲み、盛り上がった勢いで朝6時まで飲んでしまったのでした。さすがにヤバいと酔い覚ましに入ったサウナが全くの逆効果。ほろ酔い位なら覚めるかもしれませんが泥酔状態では火に油を注ぐようなもの。なんとか這うようにプランタンに辿り着き、面会に臨んだのですが三分も経たないうちに朝っぱらから銀座プランタン地下一階のパン屋、そして藤森社長との会話途中で見事に吐いてしまいました。藤森社長からは「もう帰っていいから!」と冷たく言い放たれました(当たり前ですが・・)。

酔いが覚めた後ポジティブな私でもさすがに落ち込みました。直ぐに藤森社長を紹介して下さった辻製菓専門学校の先生に電話をして事情を説明したところお叱りを受けると思っていたのが大爆笑!。「大丈夫、大丈夫、気にするな!」と機嫌良さそう?。事情の説明は無かったらしいのですが「とてもユニークな青年ですね。」と藤森社長から電話があったそう。何事も無かったようにその後、欧州行きの世話をして下さり本当に太っ腹というか腹が据わっているというか感謝感激であります。恥ずかしながら同じようなシュチエーションで初対面の若者が朝から酒の匂いをプンプンさせてミッドタウンの店で吐いたら温和な私でも摘み出して塩を撒くでしょう。

島田家、藤森家結婚披露宴

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