ありがとうございます。 | 皆様ありがとうございます!

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 3年半にわたり「Toshiとしてスイスに生まれ・・」を連載させて頂きました。最初はまさかこれほど長く続くとは思っておりませんでした。文章は一言一句自分で書いておりますが仁科文之氏とニシナデイヴィッドの皆様のご尽力を持ちまして書き終える事が出来ました。
帰国直後友人ニコラ・ブッサンの講習会助手
帰国直後
友人ニコラ・ブッサンの講習会助手
 又、お客様から「いつも楽しく読んでいます!」という温かいお言葉が励みになり仕事で忙しい時も書き続ける事ができました。前回の連載を終えて「帰国後の道のりを・・」というお声を頂いた事もあったのですがここは暫くお休みします。何故かというとスイスで生まれたTOSHIは当初の予定より順調にヨーロッパ武者修行という旅を終える事が出来ました。それに対する感謝の念や思い出が前連載でありました。ところが帰国後のTOSHIは何とか無事乗り出した感はありますがまだ海のものとも山のものとも分からない状態であります。何とか又、自分の中で「一区切りついたなぁ」と感じた時は書き初めたいと思います。確かにそれは前回「渡欧を夢見るパテシィエ達への一つの参考」になったのと同様に「無一文からの出店」は現実的に金銭面や技術面など「これから出店を目指すパテシィエへの一つの参考」になるかも知れないからです。しかし自分の中での一区切りは5年先かも知れませんし10年先かも知れません。
もう一つ私には、是非書き留めておきたい事があります。それはこのHP上でUPするには私なりに抵抗がありますので密かに書いていきたいと思っております。
この新連載の題「ありがとうございます!」。最近HP上では怒りや疑問、不信感に満ちているように感じます。それに警笛を鳴らそうなんて大それた考えではありませんがこの世界は感謝する事、愉快な事で満ち溢れております(もちろん多くの問題を抱えているのも確かですが)。
帰国直後J.Pチェボー氏らと
帰国直後J.Pチェボー氏らと
一時帰国した際に日本の列車の車掌さんの礼儀正しさに驚いた事は以前にも書きました。「今の日本は・・」と嘆かれる事が多くありますがまだまだ日本の礼儀正しさは暫く日本を離れてみるとわかりますが立派なものです。欧州から帰国して実家に着くまでの列車の中、様々な事が新鮮でした。当時、欧州では日本のガングロを良く特集しておりましたので日本は乱れていると覚悟して帰って来ましたが京都のJR宇治線の中は何と平和な事か。中学生は我々の時と同じ様に・・、いえ私達の頃は校内暴力が問題となり中・高生の間ではツッパリやヤンキーが流行っていました。その頃に比べれば少し健全になったようなイメージさえ抱きました。切符の事で質問に答えてくれた駅員さんもとても親切で礼儀正しく何より話しておられる事が全て理解できました(母国語なので当然と言えば当然ですが・・・)。やはり最終勝負の地は日本にして良かったとしみじみと感じました。そして礼儀正しさのみならず私のまわりには是非皆さんにご紹介したい素晴らしく、そして愉快な人たちで一杯です。これらの人たちのエピソードも交えながら楽しく書いてゆきたいと思っております。日本中のパテシィエの皆さん!そして私の周辺にいる可笑しな皆さん!承諾は得ずに勝手に書いちゃいますので楽しんで下さい。そして覚悟して下さい!!
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